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天日坊法策 市川小団次 米升 歌川国貞(三世歌川豊国、1786~1864)筆 江戸時代・万延元年(1860) 大判錦絵

本図は安政元年(1854)八月、河原崎座「吾嬬下五十三駅」(あずまくだりごじゅうさんつぎ)において、四代目市川小団次(1812-66)演じる観音院の法策(後の天日坊)。将軍の御落胤を称した天一坊は大岡政談で有名だが、天日坊として歌舞伎にも脚色された。役者大首絵60枚シリーズの内の1枚。彫り、摺り共に技巧の限りを尽くしたこのシリーズは、美人画と役者絵の名手といわれた国貞晩年を代表する豪華な作品集である。

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