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卯の花月 歌川国貞(三世歌川豊国、1786~1864)筆 江戸時代・19世紀 大判錦絵3枚続

「卯の花月」とは陰暦4月の称。粋な初鰹売りが、長屋のおかみさん達に囲まれて鰹をおろしている場面である。常盤津の看板、成田山講中の札、虫除けの貼札、途中までおろした大根など活き活きとした生活が画面一杯に展開される。右側でお皿を差し出している女性の着物の「寿の字海老」模様(市川団十郎を表す)や市川広五郎似の丁稚など、それとなく歌舞伎の雰囲気をとりこんだ作品である。

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