• 展覧会・講演会
  • 利用案内
  • 静嘉堂について
  • 所蔵品紹介
  • リンク集

双筆五十三次 歌川国貞(三代歌川豊国、1780~1864)・歌川広重(1797~1858)筆 江戸時代・安政元年(1854) 大判錦絵

「双筆」とは、二人の絵師による合作のこと。東海道五十三次の宿ごとに、前景の人物を豊国が、背景の風景を広重が担当している。「はら」(現在の静岡県沼津市)は江戸から十三番目の宿場。右手に「白酒」と大書した扇子を広げ、手拭いを粋にかぶった白酒売りが前面に立つ。背景の右下に「柏原」の名が見えるが、柏原の白酒は「富士の白酒」といわれ、道中の名物であった。

錦絵一覧に戻る