• 展覧会・講演会
  • 利用案内
  • 静嘉堂について
  • 所蔵品紹介
  • 出版物
  • リンク集
  • 開催中の展覧会・講演会
  • 展示作品の紹介
  • 次回の展覧会・講演会
  • 年間スケジュール
  • これまでの展覧会

2016年6月25日(土)~8月7日(日) 「江戸の博物学~もっと知りたい!自然の不思議~」

私たちをとりまく大いなる自然。博物学とは、この自然に存在するモノについて幅広く研究する学問です。東洋では、それらは本草学として特に薬の分野で発達してきました。我が国も古くから中国の本草学を取り入れてきましたが、江戸時代後期の1700年代半ば頃から西洋の博物学がもたらされるようになり、その影響を受けるようになってきました。

本展では本草書の歴史をたどりつつ、それと並行して江戸時代の人々に西洋博物学がどのように受け入れられてきたのかをご紹介します。そこには、現代の私たちと同じ“自然への探求心”を見出すことができるでしょう。「江戸の博物学」の魅力をご堪能ください。

主要出品作品

「波留麻和解(はるまわげ)」我が国初の蘭日大辞典

『波留麻和解』稲村三伯等撰
寛政末頃(1800頃)刊(木活字)

3代将軍徳川家光の時、鎖国体制が敷かれたが、8代将軍徳川吉宗の享保5年(1720)、キリスト教関係以外の舶載書の規制が緩和され、蘭学が花開いた。
本書は我が国で作られた初めての蘭日大辞典。約6万語の見出しは木活字で摺られ。訳語は毛筆で右から左へ記されている。2、3年かけて約30部が刊行された。先駆的外国語辞書作成の苦労が偲ばれる逸品。

「天球全図」太陽からボウフラまで。これぞ博物学。

『天球全図』司馬江漢撰
寛政8年(1796)頃刊(銅版彩色)

天明3年(1783)に日本で初めて銅版画(エッチング)を完成させた司馬江漢(1747-1818)の貴重な作品集。「天球図」「地球図」「太陽真形」など全部で12点あり、一部木版のほかは全て銅版画に彩色を施したものである。12点の内、3点には「阿蘭陀の書物に掲載されていた図を模写した」旨、記されている。司馬江漢は江戸時代後期の蘭学者。洋風画家としても名を知られ、平賀源内や『解体新書』の挿絵画家、小田野直武とも交流があった。

「本草図譜」本邦初、本格的彩色植物図譜の集大成

『本草図譜』岩崎灌園撰 天保15年(1844)写

産地を訪ね、20余年を費やして2,000余種の種・苗・葉・花・実を写生してまとめた一大植物図譜。全96巻。原著は文政11年(1828)成立。日本の野生種のもののみならず、園芸種や外国産のものも含まれる。岩崎灌園(1786-1842)は江戸時代後期の本草学者。全国を歩いて動植物を調査し、シーボルトと植物について話し合ったことでも知られる。

「鱗鏡(うろこかがみ)」幻の魚譜、初公開!

高松藩家老木村黙老(1774-1856)の手になる魚譜。序によると狩野親信所蔵の魚譜を基に写した画に自身の注を加えたもの。色鮮やかな260余種の魚が描かれている。もとは巻子本であったものが、現在は折帖に改装されている。木村黙老は、苦境にあった藩の財政を立て直した敏腕政治家であると共に、画を良くし、詩文・和歌・狂歌なども手がけ、滝沢馬琴の親友であったことでも有名である。

『鱗鏡』木村黙老撰 嘉永6年(1853)写

開催概要

会期:2016年6月25日(土)~8月7日(日)

休館日:毎週月曜日(7月18日は開館)、7月19日(火)
開催時間:午前10時~午後4時30分(入場は午後4時まで)
入館料:一般1,000円、大高生700円、中学生以下無料 ※団体割引は20名以上

講演会情報

地下講堂にて 先着120名様(当日開館時より整理券配布)
※整理券はお1人様につき1枚のみの配布、開場13:15分より整理券番号順に入場

2016年6月30日(木) 題目:江戸文化と本草学
講師:田中優子氏(法政大学総長)
★午後1時30分より開始

学芸員による列品解説

展示内容・作品について担当司書が解説します。(展示室または地階講堂にて)

午前11時から 7月9日(土)・7月16日(土)・7月23日(土)
午後2時から 7月28日(木)