奇美博物館は奇美集団創業者・許文龍氏(1928~)の蒐集したコレクションを公開するため1992年に創立されました。台南市内の奇美実業社屋内において約20年間無料で展示公開活動を行ってきましたが、西洋の絵画・彫刻、楽器、兵器、動物標本や化石など、1万点を超える膨大なコレクションの全面的な公開を行うべく新館を建設し、2015年1月にリニューアルオープンしました。
この奇美実業、静嘉堂文庫美術館と深い交流をもつ三菱商事株式会社の協賛により、奇美博物館新館開館を記念して、静嘉堂文庫美術館コレクションより日本陶磁の名品を精選し、宴や喫茶に関わるうつわの展覧会を開催いたします。
本展は
第1章 茶の湯と懐石のうつわ
第2章 宴のうつわ
第3章 煎茶のうつわ
の3章から構成され、展示品総数は約100点、国内外含めて静嘉堂文庫美術館の収蔵品を大規模に公開する初めての機会となります。
宴や喫茶の文化のなかで育まれてきた「やきもの」のうつわを通して、古来日本で培われてきたもてなしの文化と精神にふれていただければ幸いです。
奇美博物館HP:http://www.chimeimuseum.org/
展覧会特設ページ:http://www.chimeimuseum.org/ml/日本語/4/41/126
※展示会情報の詳細は、上記webサイトでご確認ください。
【出品作品】