• 展覧会・講演会
  • 利用案内
  • 静嘉堂について
  • 所蔵品紹介
  • リンク集

お知らせ

平成30年度年間スケジュール


●酒器の美に酔う
2018年4月24日(火)~6月17日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし4月30日は開館)、5月1日(火)

※会期中、一部作品の展示替をいたします。

「天の美禄」「百薬の長」と称えられる酒。東洋において古くから酒は神聖なものとされ、それを盛る酒器もまた祭祀の中で重要な役割を果たしてきました。やがて飲酒の普及にともない、四季折々の風情やもてなしの趣向にあわせた多彩な酒器が生み出されました。本展では、中国・朝鮮・日本の豊かな酒器の世界と酒をめぐる美術を紹介します。

【出品作品】

「色絵牡丹文水注(いろえぼたんもんすいちゅう)」鍋島藩窯 江戸時代(17~18世紀)

「青磁象嵌蓮池水禽文龍頭盃(せいじぞうがんれんちきすいきんもんりゅとうはい)」高麗時代 (14世紀)
「青磁象嵌水禽双魚文龍頭盃(せいじぞうがんすいきんそうぎょもんりゅとうはい)」高麗時代 (14世紀)

「豆彩八仙文杯(とうさいはっせんもんはい)」8口 景徳鎮窯 清時代(17~18世紀)

【特別出品】国宝「曜変天目」建窯 南宋時代(12~13世紀)



●―明治150年記念― 明治からの贈り物
2018年7月16日(月・祝)~9月2日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし7月16日は開館)、7月17日(火)

※会期中、一部作品の展示替をいたします。
日本近代美術のなかで、明治期の美術に寄せる関心が高まっています。明治維新の大変革の後も、日本画や新興の洋画、彫刻や金工等の工芸品は、国内外の博覧会や展覧会への出品、皇室や宮内省による買い上げの栄誉も得て、見事な作品を創出してゆきました。壮麗な日本画から細密な工芸まで、明治の美の世界をご堪能ください。

【出品作品】

重要文化財「龍虎図屏風(りゅうこずびょうぶ)」
橋本雅邦(がほう)明治28年(1895)

七宝四季花卉図瓶(しっぽうしきかきずへい)」 一対 濤川惣助(なみかわそうすけ) 明治時代(19世紀)



●~生誕200年記念~松浦武四郎展(仮題)
2018年9月24日(月・祝)~12月9日(日)
休館日:毎週月曜日(ただし9月24日、10月8日は開館)、10月9日(火)

「幕末の北方探検家」「北海道の名付け親」として名の知られる松浦武四郎(まつうらたけしろう)(1818-88)は、当時の蝦夷地を6度も探査して詳細な地図を作成し、珍しい北方の事物をまとめた本も数多く刊行しました。また、彼は考古遺物の大コレクタ-としても知られています。生誕200年の記念の年、多彩なその事蹟に是非ご注目ください。

【出品作品】

『北蝦夷余誌』(きたえぞよし)万延元年(1860)刊

「五鈴鏡板付轡(ごれいかがみいたつきくつわ)」 古墳時代(6世紀)

「首飾り」弥生時代~近世

松浦武四郎 肖像写真
(松浦武四郎記念館蔵)
「大首飾り」縄文時代~近代
※肖像写真で武四郎が首にかけているもの


●~桐村喜世美氏所蔵品受贈記念~岩﨑家のお雛さまと御所人形(仮題)
2019年 1月29日(火)~3月24日(日)
休館日:毎週月(ただし2月11日は開館)、2月12日(火)

岩﨑小彌太(こやた)が夫人孝子のために京人形司・五世大木平蔵に誂えさせた、愛らしい雛人形は、戦後散逸しましたが、桐村喜世美氏の情熱によって蒐集・愛玩され、昨年、揃って静嘉堂に寄贈されました。小彌太の還暦祝いに夫人から贈られた、隊列をなす「木彫彩色御所人形」も8年ぶりの公開です。喜びの表情にあふれる人形たちの姿を、どうぞお楽しみ下さい。

【出品作品】

五世大木平蔵「岩﨑家雛人形」昭和初期【桐村喜世美氏寄贈作品】

五世大木平蔵「木彫彩色御所人形(のうち、宝船曳き)昭和14年(1939)