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お知らせ

【岩﨑家のお雛さま】関連イベント
静嘉堂 春のフルート四重奏コンサート開催のお知らせ


~春の一日をフルート四重奏の美しい調べでお楽しみください~

日時:2021年3月21日(日)開催日変更:3月28日(日)
時間:午後2時開演(午後1時30分開場)
会場:地下講堂
参加料:無料(但し、当日の入館券が別途必要です。)
定員:50名(当日、開館時より整理券を配布します。1名様につき1枚)

(プログラム):
♪春のメドレー
ヴィヴァルディの「春」から始まり、春にまつわる曲がメドレーになっています。今回の展示にちなみ、「お雛さま」も出てきます。春の雰囲気を感じながらお楽しみください。

♪フルート四重奏のための「想いでは銀の笛」より
「想い出は銀の笛」は、フルート四重奏のために作曲され、多くのフルート奏者に演奏されています。変化に富んだ5つの小品から構成されており、各楽章には色にちなんだタイトルがつけられています。フルートの持つ軽やかさや、透明感のある音色感を生かし、とてもオシャレに仕上がっています。
本日はその中から、Ⅲ.ブラック・インベンション、Ⅴ.ブルー・パステルを演奏します。

♪木星のファンタジー/ホルスト
G.ホルスト(1874-1934)は、イギリスを代表する作曲家で、祖国の民族音楽と東洋音楽に素材を求めて多くの作品を残しました。組曲「惑星」は最も有名な作品で、火星・金星・水星・木星・土星・天王星・海王星の7曲からなっています。本日演奏する「木星のファンタジー」は、第4曲「木星」の中間部に登場する美しい旋律主題を基に、伊藤康英氏が編曲した作品です。一度は耳にしたことがあるメロディーをフルート2本、アルトフルート、バスフルートのアンサンブルでお届けします。

♪きらきら星変奏曲/モーツァルト
「きらきら星変奏曲」は、W.A.モーツァルト(1756-1791)が1778年パリ滞在中に作曲したピアノ曲です。正式なタイトルは「『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』の主題による12の変奏曲」。この『ああ、お母さん、あなたに申しましょう』とは、当時フランスで流行していた恋の歌です。この旋律は、のちに童謡「きらきら星」として知られるようになったため、日本では「きらきら星変奏曲」とも呼ばれるようになりました。
 ピッコロ、フルート、アルトフルート、バスフルートの編曲版で演奏します。

♪バレエ組曲「くるみ割り人形」より行進曲、葦笛の踊り、金平糖の踊り、花のワルツ/チャイコフスキー
 「くるみ割り人形」は、ロシアの作曲家P.チャイコフスキー(1840-1893)が作曲した三大バレエ組曲のひとつです。クリスマスイヴにくるみ割り人形をもらったクララが、夢の中で人形たちと冒険を繰り広げるお話です。美しい音楽と、可憐なバレリーナが生み出す舞台は見事で、世界中のバレエ団で繰り返し上演されています。
 本日は「行進曲」「葦笛の踊り」「金平糖の踊り」「花のワルツ」の4曲を演奏します。

演奏者紹介:


Quatuor acorde(クァチュオール アコルデ)

武蔵野音楽大学卒業生の仲間で結成したフルート・カルテット。
「Quatuor acorde」とはフランス語で「4人の調和」という意味で、それぞれの音の響きを調和させ、ひとつの音楽を作りたいとの想いから名付けた。 2015年に結成し、ミューザ川崎音楽工房にて1stコンサートを開催したのを皮切りに、各地で演奏活動をしている。フルートの他ピッコロやアルトフルートなどの特殊管を用いた楽器紹介や曲目紹介、世代を問わず楽しめるプログラムを企画するなど、毎回好評を得ている。 フルート四重奏の本格コンサートに加え、0歳から入場可能で参加もできる「親子ふれあいコンサート」にも力を入れている。 公式ホームページ:https://quatuor-acorde.weebly.com/
公式Facebook:https://m.facebook.com/quatuor.acorde/

(写真左から)鈴木芙美子、安村唯、米津実穂、黒沼千比呂

鈴木芙美子


東京都葛飾区出身。武蔵野音楽大学卒業。平成25度同大学卒業演奏会、第41回フルートデビューリサイタルに出演。第17回日本フルートコンヴェンション2015 in ふじのくに静岡コンクール、アンサンブル・アワード部門において第2位を受賞。2017、19年、イタリア・アルバ音楽祭に参加。同年、台湾にてフルート仲間と演奏会を開催。これまでにフルートを伊藤昌之氏、佐野悦郎氏、室内楽を井上久美子氏に師事。マクサンス・ラリュー氏のマスタークラスを受講。都内のオーケストラに所属。



安村唯


神奈川県川崎市出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。フルートを佐野悦郎、浅見由佳の両氏、室内楽を井上久美子氏に師事。マクサンス・ラリュー氏の公開クラスを受講。大学在学中にウインドアンサンブルメンバーに選出される。第42回フルートデビューリサイタル、第88回横浜新人演奏会に出演。2018年9月に生演奏と演奏空間を提供する株式会社スタジオコンチェルトを設立。



米津美穂


東京都目黒区出身。武蔵野音楽大学卒業、同大学院修了。これまでに浅見由佳、宮下英士、井出朋子、佐野悦郎の各氏に師事。ハンス・マルティン・ミュラー氏、マクサンス・ラリュー氏のマスタークラスを受講。第22回日本クラシック音楽コンクール全国大会入選。第5回JILA大阪コンクール管楽器部門第2位(1位なし)。アンサンブルでイタリア、台湾での演奏会に参加。2017、18年松本記念音楽迎賓館にてソロリサイタルを開催。



黒沼千比呂


神奈川県川崎市在住。武蔵野音楽大学卒業。これまでにフルートを鈴木ゆみ、宮下英士の各氏に師事。フラウト・トラヴェルソを前田りり子氏に師事。2015年ソリストとして自由学園楽友フィルハーモニック・オーケストラと共演。現在はソロ、室内楽など演奏活動を行う傍ら、コンサートの企画、運営にも積極的に取り組んでいる。またフルート教室を主宰するなど後進の指導にも力を入れている。