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神無月はつ雪のそうか 歌川国貞(三世歌川豊国、1786~1864)筆 江戸時代・19世紀 大判錦絵3枚続

「神無月」は陰暦11月の称。「そうか」は、江戸時代、路傍で春をひさぐ最下級の娼婦を指した。牡丹雪が果てしなく降り続く夜、夜蕎麦売りの屋台に集まり、蕎麦を食べて暖をとる女性たち。雪の夜の詩情あふれる情景を描きながらも、浮世絵師の眼は、2人で1本の傘を持ち、素足で雪の中に立つ彼女たちの厳しい生活を見逃してはいない。

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